畜産研究部門

写真で見る外来雑草

ワスレナグサ

学名: Myosotis scorpioides L.

1年草(Th)ヨーロッパ

茎は高さ20~50cmになり、しばしば基部から走出枝をのばす。下部の葉は柄があり、倒披針形、上部の葉は無柄で長楕円形、上下両面とも微細な毛がまばらにある。花序は単立または2又に分かれ、分岐点に葉はなく、先はくるりと巻いている。花冠は淡青色、径7~9 mm、のど元に黄色の付属体がある。がくは緑色で5浅裂し、まばらに圧毛がある。果実(分果)は楕円形で、長さ1.5mm、平滑で光沢がある。花期は夏。栽培されまた水湿地に野生化する。類似種のハマワスレナグサは茎は細く枝少なく、高さ5~25cm、 葉は両面に硬い白毛を密生。花序は分岐点に1葉があり、先はくるりと巻く。花冠は径2~2.5mm、5裂して裂片は円く、初め黄色でのちに青色に変わる。花期は春~夏。近畿地方を中心にところどころで見られる。

全体の写真

全体の写真

種子の写真

種子の写真