植物防疫研究部門

技術適用研究チーム

施設果菜類栽培では、コナジラミ類やアザミウマ類などの微小害虫が媒介するウイルスによって引き起こされるウイルス病の被害が深刻化しています。これらの害虫は幅広い化学合成殺虫剤に対して抵抗性を発達させており、薬剤散布を中心とした従来の病害虫防除体系では十分な抑制が困難になっています。農研機構植物防疫研究部門では促成栽培トマトを対象に、天敵昆虫「タバコカスミカメ」を利用した新たな病害虫防除体系を開発し、2025年7月に標準作業手順書(SOP)を公開して普及を進めています。一方、ピーマンやキュウリなどの施設栽培でも、微小害虫およびそれらが媒介するウイルスによる被害が深刻化しており、作物特性や作型に応じた総合防除体系の構築が求められています。そこで技術適用研究チームでは、「タバコカスミカメ」利用技術を、ピーマンやキュウリ栽培に合わせて最適化し、新たな総合防除体系の確立を図るとともに、技術の適用拡大および普及拡大を推進していきます。

天敵「タバコカスミカメ」
公開した標準作業手順書

メンバー