植物防疫研究部門

雑草防除研究領域

近年、気候変動やヒト・モノの移動のグローバル化により、新たな雑草の海外からの侵入リスクが高まっています。一度まん延した難防除外来雑草の防除には、多大な労力とコストがかかります。そこで、まん延すると多大な被害を及ぼす高リスクな警戒雑草の侵入・定着・分布拡大を防ぐための技術開発が喫緊の課題です。また、水稲の生産コストの低減に資する直播栽培の普及・拡大に向け、雑草イネや多年生雑草等の難防除雑草の直播栽培における効果的な防除法の開発も急務です。そこで、雑草防除研究領域では、国内未侵入の外来植物の雑草リスク評価、AIを活用した雑草の診断・同定システム等による効率的な警戒雑草の侵入等防止技術と難防除雑草の総合的防除技術の開発に取り組んでいます。

雑草防除研究領域で管理している雑草見本園

領域長

小荒井 晃(こあらい あきら)

所属研究グループ