目 次
1)トピックス
■「地震・津波に対して強靭で低コスト、施工性に優れる三面一体化堤防構造」をプレスリリース
■大分県技術支援 ~万治ため池のクラック調査~
■エチオピア農業大臣が農工研を視察されました
■農業技術クラブが共同取材で当所を訪問
■西蒲原土地改良区の総代・役員の皆さんが農工研、作物研に来所
■水戸農業高校農業土木科の皆さんが見学にみえました
2)最新の農工研ニュースより
■潤滑油やグリースの劣化度を簡易に評価する携帯型測定装置
3)研究ウオッチ
■第82回ICOLD(国際大ダム会議)年次例会への参加報告
4)こんにちは農業農村
■日本の棚田百選 ~三度(みたび)の棚田往訪記(大栗安(おおくりやす)棚田へ)~
5)農村の草花
■涼しげに清流の水面に揺れる可憐な水草は、気むずかし屋です ~バイカモ~
6)研究者の横顔
■正田 大輔(しょうだ だいすけ)
7)その他
■アンケートにご協力ください。
1)トピックス
■「地震・津波に対して強靭で低コスト、施工性に優れる「三面一体化堤防」」をプレスリリース
6月5日に、農工研の最新の研究成果である「地震・津波に対して強靭で低コスト、施工性に優れる「三面一体化堤防」」をプレスリリースしました。本成果は、東日本大震災級の津波に対して粘り強く強靭な海岸堤防を(株)竹中土木と共同で開発したものです。
企画管理部業務推進室企画チーム長 田中良和
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/nkk/052569.html
■大分県技術支援 ~万治ため池のクラック調査~
大分県国東市国東町大字富来に位置する万治ため池では、本年3月に天端中央部に縦断方向のクラックが発生していることが確認され、農林水産省を通じて農村工学研究所に技術支援の要請がなされました。農村工学研究所は、4月に施設工学研究領域構造担当田頭秀主任研究員と土質担当の上野和広研究員を派遣し九州農政局、大分県、国東市の職員と合同で現地調査を行い、ため池の状況と安全性の確認を行いました。
企画管理部 防災研究調整役 鈴木尚登
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/01-02.pdf
■エチオピア農業大臣が農工研を視察されました
Teferaエチオピア農業大臣とFitsumエチオピア投資庁長官 他2名が5月30日(金)に農工研を訪問し、研究施設を視察されました。 大臣らは、所内において、東日本大震災による農地と農業水利施設の被害状況について防災研究調整役から説明を受けた後、水路工実験棟で農業水利施設の水理実験と数値シミュレーションのデモンストレーションを視察されました。
企画管理部 業務推進室 企画チーム長 田中良和
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/01-03.pdf
■農業技術クラブが共同取材で当所を訪問
「農業用水路トンネルを無人で点検するロボット」を紹介
農業技術関連のマスメディアが参加する農業技術クラブは、毎年この時期に筑波農林研究団地の研究所等を対象に共同で現地取材を行っています。今回は、取材先の4研究所の一つとして当所が選定されました。
共同取材は6月17日(火曜日)に行われ、施設工学研究領域施設機能担当の森充広主任研究員が「農業用水路トンネルを無人で点検するロボット」を紹介しました
企画管理部 情報広報課 児玉正文
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/01-04.pdf
■西蒲原土地改良区の総代・役員の皆さんが農工研、作物研に来所
わが国でも最大規模の土地改良区の一つである新潟県西蒲原土地改良区のみなさんが、6月3日(火曜日)に農工研に来所されました。農林水産会議事務局筑波事務所のホールで農工研と作物研の研究員による講演を聞いて頂きました。
企画管理部 情報広報課 小倉 力
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/01-05.pdf
■水戸農業高校農業土木科の皆さんが見学にみえました
茨城県立水戸農業高校農業土木科の1年生のみなさんが、6月3日(火曜日)、農工研の見学にみえました。農業工学の将来を担う若者たちに農工研はどう見えたでしょうか?
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/01-06.pdf
2)最新の農工研ニュースより
■潤滑油やグリースの劣化度を簡易に評価する携帯型測定装置
基幹的な農業用ポンプ場は全国に2,800カ所以上ある重要な施設ですが、これらの多くは老朽化が進行しており、7割が耐用年数を超過している状況にあります。
そこで、補修・改修の優先順位を決定して適時適切に維持管理を行うためには、施設の状態を適確に診断して性能低下している施設から効率的に保守・保全することが求められています。
近年、ポンプ設備の回転部から採取した潤滑油やグリースを分析することで、分解することなく、ポンプ設備の機能診断を実施しようとする技術が試行されています。これらを詳細に診断するためには専門の分析機関に依頼する必要があり、時間とコストが掛かるという問題点があります。
ここでは、施設の管理者自らが現地で潤滑油やグリースの劣化度を測定して、簡易な診断ができる携帯型測定装置を紹介します。
施設工学研究領域 施設保全管理担当上席研究員 國枝 正
(関連資料)
(1)農工研ニュース第91号
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/02-00.pdf
(2)この研究をもっと深く理解するための4つのQ&A
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/02-01.pdf
3)研究ウオッチ
■第82回ICOLD(国際大ダム会議)年次例会への参加報告
2014年6月2日~6日にかけて、国際大ダム会議の第82回年次例会がインドネシア共和国バリにて開催され、参加する機会を得ました。技術検討委員会「フィルダム委員会」の委員として参加すると共にシンポジウムでの発表、またワークショップへも参加しました。本例会の全体の様子を含め報告いたします。
施設工学研究領域 構造担当 田頭秀和
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/03-01.pdf
4)こんにちは農業農村
■日本の棚田百選 ~三度(みたび)の棚田往訪記(大栗安(おおくりやす)棚田へ)~
棚田とは、先人が山や谷を切り開き、石垣を積み上げ、傾斜地に作られた田んぼです。上流側の棚田より取水し、それを導き、田越しでかんがいする方式が一般的です。これに要する労力や費用は膨大であり、棚田は先人たちの知恵と苦労の結晶といえます。
1999年7月に、農林水産省が日本全国の117市町村、134地区の棚田を「日本の棚田百選」に認定しました。昨年、一昨年に続き、今年も私は、この内の一つの静岡県にある棚田に収穫時期に訪れました。今回、田植えの時期に訪れ、この歴史的な遺産が今どのように維持管理されているかを調べてきました。
技術移転センター 移転推進室長 寺村伸一
(今年の調査結果)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/04-01.pdf
(2013年の調査結果)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/38/06-02.pdf
(2012年の調査結果)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/31/06-01.pdf
(関連URL:日本の棚田百選)
http://blowinthewind.net/tanada/100sen.htm
5)農村の草花
■涼しげに清流の水面に揺れる可憐な水草は、気むずかし屋です ~バイカモ~
梅雨の合間の日差しがすっかり夏めいてきました。このような季節、河川の湧水域や湧水起源の水路に見られるバイカモの花を見ながら涼みたいところですが、このバイカモ、栽培は非常に困難であることを知っていましたか。
農村基盤研究領域 資源評価担当主任研究員 嶺田拓也
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/05-01.pdf
6)研究者の横顔
■正田 大輔(しょうだ だいすけ)
国内のみならず海外にも研究フィールドを広げ、ワールドワイドに活躍されている正田さんです。ため池を介して、水と暮らしを守る大切な仕事をされています。優秀でまじめな彼がどのような使命感で仕事に臨んでいるのか、気になるところです。
「ため池って何?」という方も是非!
(他己紹介: 森山英樹)
(関連資料)
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/51/06-01.pdf
7)その他
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