目次
1)トピックス
2)新技術の紹介
- ■(プレスリリース)ため池管理アプリ-ため池管理者がため池の被害状況を点検報告-
- ■知的財産情報(29)「埋設管水路の漏水原因モニタリング装置、及び埋設管水路の漏水原因モニタリング方法」が登録されました
- ■知的財産情報(30)「既設管路の浮上防止構造及び工法」が登録されました
3)農村工学研究部門の動き
4)技術研修室より
5)見学だより
6)農村の草花
7)研究者の横顔
1)トピックス
■「最新農業技術・品種2021」に農村工学研究部門の研究成果が掲載されました
農林水産省では、毎年、全国の研究機関で開発された研究成果のうち、現場への導入が期待される優れた技術や品種を「最新農業技術・品種」として紹介しています。この度、新たに21件の技術、6件の品種、合計27件の優れた研究成果が「最新農業技術・品種2021」として公開されたもののうち、農村工学研究部門の研究成果が2件掲載されました。
掲載された研究成果
・園芸用施設への微小害虫の侵入を抑制する新防虫ネット
・V字状に幅広な破砕溝を構築できる全層心土破砕機「カットブレーカー」
研究推進部 研究推進室推進チーム長 正田大輔
(関連URL)
- (1)農林水産省プレスリリース
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kihyo03/210625.html - (2)最新農業技術・品種2021
https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kihyo03/gityo/new_tech_cultivar/2021/
2)新技術の紹介
■(プレスリリース)ため池管理アプリ-ため池管理者がため池の被害状況を点検報告-
ため池管理者(農家等)が災害時や日常時のため池の点検報告ができるスマートフォン用のアプリ「ため池管理アプリ」を開発しました。農研機構等が開発し、国が行政機関向けに運用する「ため池防災支援システム」と連携し、ため池管理アプリを通じて、ため池管理者等からの報告を反映することが可能です。このため、災害によるため池の被害や日常管理結果を簡単に報告・共有することができ、国や地方公共団体による迅速な災害支援に役立ちます。
研究推進部 研究推進室渉外チーム長 猪井喜代隆
(関連資料)
■知的財産情報(29)「埋設管水路の漏水原因モニタリング装置、及び埋設管水路の漏水原因モニタリング方法」が登録されました
農研機構と旭有機材株式会社が出願した以下の発明が、登録されました。
興味のある方は、「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。
【特許番号】特許第6889881号
【登録日】令和3年5月26日(2021.5.26)
【発明の名称】埋設管水路の漏水原因モニタリング装置、及び埋設管水路の漏水原因モニタリング方法
研究推進部 研究推進室渉外チーム長 猪井喜代隆
(関連URL)
■知的財産情報(30)「既設管路の浮上防止構造及び工法」が登録されました
農研機構と独立行政法人水資源機構と東亜グラウト工業株式会社が出願した以下の発明が、登録されました。
興味のある方は、「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。
【特許番号】特許第6892045号
【登録日】令和3年5月31日(2021.5.31)
【発明の名称】既設管路の浮上防止構造及び工法
研究推進部 研究推進室渉外チーム長 猪井喜代隆
(関連URL)
3)農村工学研究部門の動き
■オンライン記者レクの裏側 2
2021年6月24日に「ため池管理アプリ-ため池管理者がため池の被害状況を点検報告-」に関するオンライン記者レクを行いました。今回は、当部門では2度目となるオンライン記者レクの裏側をレポートします。
研究推進部 研究推進室 広報担当 笹倉亜希子
(関連資料)
- (1)オンライン記者レクの裏側 2
http://www.naro.affrc.go.jp/org/nkk/m/133/03-01.pdf - (2)NAROchannel「ため池管理アプリ」
https://youtu.be/m1IoFWsXG0A
4)技術研修室より
■農村工学研究部門が実施する技術研修の紹介~若手技術者の育成~(農村工学基礎技術研修(第1回))
関東地方もこれから夏本番を迎えようとしていますが、農村工学研究部門では、5月より「農村工学基礎技術研修(第1回)(5/19~7/20)」を開催しています。
技術移転部 技術研修室
(関連資料)
5)見学だより
■東京大学3年生のオンライン見学が開催されました
6月8日、東京大学農学部生物・環境工学専修3年生の皆さんが、当部門をオンライン見学しました。今回、オンライン見学会は部門として初めての試みでした。引率教員2名、同専修の学生24名、当部門の説明者3名が、Web会議システムで繋がりました。
研究推進部 研究推進室 後藤眞宏
(関連資料)
6)農村の草花
■この草の上なら転んで擦り傷をこさえても血が止まる!? ~チドメグサ~
梅雨の季節となりました。雨上がりの草地は滑りやすいですものですが、光沢のある葉が特徴的なチドメグサの上でなら、転んで血が出ても大丈夫です。チドメグサにはその名のとおり、止血作用があることを知っていますか。
施設工学研究領域施設保全グループ 上級研究員 嶺田拓也
(関連資料)
7)研究者の横顔
■松田 周(まつだ しゅう)
私が四国農業試験場(当時)で主研になって間もない頃、上司とともに四国農試に立ち寄った「うり坊」研究員の松田さんに初めて会いました。それから二十年余。4月から2人で地域防災グループのグループ長とグループ長補佐を担っています。フィールド観測とシミュレーションに強く、所属した先々で着実に成果を出してきた松田さんには、ため池防災研究の新たな飛躍を期待しましょう。
(他己紹介) 吉迫 宏
(自己紹介)
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【編集発行】
〒305-8609 茨城県つくば市観音台2-1-6
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究部門
研究推進部 研究推進室 渉外チーム