農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第138号 (2021年11月号)

目次

1)イベント情報
2)新技術の紹介
3)見学だより
4)農村の草花
5)研究者の横顔

1)イベント情報

■エコプロ2021で「ICTを活用した水田管理で地域の水利用を最適化」ポスターが展示されます

12月8日から10日にかけ、東京ビッグサイトにて開催される「エコプロ2021」のJST出展ブースにおいて、「STI for SDGs」アワード優秀賞を受賞した「ICTを活用した水田管理で地域の水利用を最適化」につきましてポスターが展示されます。

日時:2021年12月8日(水)~12月10日(金)10:00~17:00
場所:東京ビッグサイト東2~3ホール

研究推進部 研究推進室 笹倉亜希子

(関連URL)

■農研機構秋のオンライン一般公開2021に参加しました

10月1日から10月31日まで、農研機構では「オール農研機構 秋の一般公開 2021」と題してオンラインで開催されました。
農村工学研究部門からは期間限定コンテンツのなかで動画を4点、ダウンロードページから壁紙を2点、『農村の草花』小冊子および冊子を出展しました。
また、10月24日(日)には生放送が行われ、当研究部門からは全国各地の研究所とつないだ特別番組で施設減災研究棟の遠心載荷実験装置をわかりやすく模型も使用し解説を行いました。全国の研究所紹介を含む生放送コンテンツはニコニコ生放送内でアーカイブが配信されていますので、生放送の他のコーナーも含め是非ご覧ください。

研究推進部 研究推進室 笹倉亜希子

(関連資料)

■「アグリビジネス創出フェア2021」に、部門の成果を展示しました!

11月24日(水)~26日(金)まで、東京ビッグサイト青海展示場で開催された「アグリビジネス創出フェア2021」の農研機構ブースに、当部門の研究成果である「汚泥と食品廃棄物の混合メタン発酵と発酵残渣バイオ液肥の肥料利用技術」と「農業用水路でのヒートポンプによる熱源利用」を展示しました。

研究推進部 研究推進室 後藤眞宏

(関連URL)

2)新技術の紹介

■(研究成果) AIにより地震時のため池危険度予測精度が向上「ため池防災支援システム」

「ため池防災支援システム」には、地震時にため池堤体の想定沈下量を算定し、決壊等の危険度を予測・表示する機能があります。今般、過去に発生した地震時のため池被災事例を基にAIの一種である機械学習を用いて地震時のため池危険度の予測を補正し、予測精度を向上する手法を開発しました。これにより、地震発生後のため池の緊急点検や安全対策をより効果的に行えることが期待されます。

研究推進部 研究推進室渉外チーム長 猪井喜代隆

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3)見学だより

■宮城県土地改良事業団体連合会大河原支部の見学が開催されました

11月12日、宮城県土地改良事業団体連合会大河原支部の皆さん(15名)が、当部門を見学しました。今年度はこれまで、オンラインでの見学を実施していました。今回が今年度初めて実際の見学者を受け入れての見学となりました。

研究推進部 研究推進室 後藤眞宏

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4)農村の草花

■いつの間にか衣服に貼り付いているまるで盗人のようなあの草は? ~ヌスビトハギ~

晩春から初冬にかけてのこの季節、野辺を歩いていると衣服にさまざまな草花の果実がくっつきます。今回は、そんな「ひっつき虫」の中でも衣服にぴったりと貼り付き、取るのに苦労した記憶をお持ちの方も多いヌスビトハギを紹介します。このヌスビトハギの果実、なぜこんなに衣服から剥がれにくいのかご存じでしたか。

施設工学研究領域施設保全グループ 上級研究員 嶺田拓也

(関連資料)

5)研究者の横顔

■久保田 幸(くぼた ゆき)

今回「研究者の横顔」に登場する久保田さんはバイオ炭に関する研究をしています。バイオ炭は炭素貯留効果だけでなく、原料によっては肥料としての効果も期待されています。分析作業には時間と労力がかかるようで、実験室で集中している姿をよく見かけます。
研究に対する情熱もさることながら、休日もアクティブに過ごしているようで、観光に料理に芸術に、話題は尽きることがありません。何にでも興味を持ちチャレンジしていく姿勢は、同期の私にとって良い刺激となっています。今後のさらなる活躍が期待されます。

(他己紹介) 篠原健吾

(自己紹介)

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