農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン (2025年10月15日臨時増刊号)

■「令和7年度 実用新技術講習会及び技術相談会」を開催
- 農業農村整備に関する新技術を専門の研究者が紹介します -

11月6日(木)13:30~17:00に、東京大学弥生講堂(一条ホール)にて、「令和7年度 実用新技術講習会及び技術相談会」(後援:農林水産省)を開催します。
申し込みの締め切りを10月22日(水)としておりますので、お知らせします。
お申込みがまだの方は、下記のURLからぜひお申込みください。

主なプログラムは、農村振興局整備部設計課による情勢報告「新たな土地改良長期計画の概要について(仮題)」、農工研から技術報告として、

  • 「直感的操作で作図時間を1/10にするほ場3次元モデル自動生成ソフトウェア」、
  • 「ため池の改修および制約条件に応じた最適な補強工法の選定フロー」、
  • 「水稲生産地域における気候変動の複合的な影響を考慮した用水需給バランスの評価手法」、
  • 「ヒートポンプシステムによる農業用水路の流水熱の安定的かつ効率的な供給技術」

を予定しています。

また、上記の技術報告と最新の技術開発や研究成果を研究担当者がポスターセッション(直接対話)形式でご紹介します。
農業農村整備に携わる皆様におかれましては、新技術のご案内とともに、現場課題の解消に向けて情報交換して頂く絶好の機会です。国や地方公共団体、土地改良関係団体、民間企業(建設会社、設計コンサルタント等)、農業者、教育関係者など皆様ふるってのご参加をお待ちしております。

技術移転部 移転推進室長高木繁光

(関連URL)

■第249回農林交流センターワークショップ「考えてみよう。環境に着目した営農指針」

農研機構では、「脱炭素型農業実現のためのパイロット研究プロジェクト(脱炭素プロ)(※)」において、施設園芸における地中熱ヒートポンプの利用、家畜ふん尿等からのバイオガス製造時に副産物として生じる消化液の土中散布、水田の中干し延長を通じた温室効果ガス(GHG)削減のための技術開発に取り組んでいます。
このような技術を農業の現場に普及していくため、技術の導入が農業経営にどのような影響を与えるかを把握すること、ひいては各都道府県の経営指標に反映していくことが不可欠です。その際、新技術導入が環境と調和のとれたものとなるよう、GHG 削減効果を定量的に把握し、J クレジットの活用も視野に入れた経営指標の検討を行うことは、技術普及の一助になると期待されます。

本ワークショップは、都道府県の営農支援に携わる職員を主な対象として、

  • 「脱炭素プロ」で開発した新技術の紹介、
  • WEB ツールを用いた営農活動におけるGHG 排出量等の算定方法の実習、
  • J クレジットの活用を視野に入れた経営指標算定方法の習得を目的とします。

申込方法、講義と実習内容等の詳細については農林水産技術会議ホームページをご覧ください。

開催日時 : 令和7年12月19日(金曜日)9時00分~16時30分
開催場所 : 農林水産省農林水産技術会議事務局 筑波産学連携支援センター
情報通信共同利用館(電農館)3階セミナー室(茨城県つくば市観音台2丁目1-9)

(関連URL)

https://www.affrc.maff.go.jp/tsukuba/top/event/workshop/ws_2025/249ws.html

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