農村工学研究部門

農村工学研究部門メールマガジン

メールマガジン第187号(2025年12月号)

目次

農工研の情景(2025年12月撮影)
農工研の情景(2025年12月撮影)
1)トピックス
2)イベント情報
3)新技術の紹介
4)農工研ニュースより
5)技術研修室より
6)見学だより
7)或る農業研究員の放浪記
8)研究者の横顔

1)トピックス

■令和7年度実用新技術講習会及び技術相談会の動画を公開しました

令和7年11月6日(木)、東京大学弥生講堂(一条ホール)にて「令和7年度 実用新技術講習会及び技術相談会」(後援:農林水産省)を開催し、当研究部門から技術報告として、

  • 「直感的操作で作図時間を1/10にするほ場3次元モデル自動生成ソフトウェア」(松島)
  • 「ため池の改修および制約条件に応じた最適な補強工法の選定フロー」(田頭)
  • 「水稲生産地域における気候変動の複合的な影響を考慮した用水需給バランスの評価手法」(髙田)
  • 「ヒートポンプシステムによる農業用水路の流水熱の安定的かつ効率的な供給技術」(三木)

を発表しました。

当研究部門の発表は、農研機構の動画サイト「NARO channel」で視聴できますので、ご覧ください。

技術移転部 移転推進室長髙木 繁光

(関連資料)

■ため池ハザードマップ作成のための浸水想定区域算定マニュアル 1版を掲載しました

農村工学研究部門では、「ため池ハザードマップ作成のための浸水想定区域算定マニュアル 1版」を作成しました。
本マニュアルは、二次元不定流解析による氾濫解析で、ため池の浸水想定区域を求める際の解析条件の設定方法や留意事項、解析結果の妥当性確認のための現地確認において着目すべきポイント等について解説したものです。
今後、ハザードマップの作成等を行うため池においてご活用いただけますと幸いです。

本マニュアルについて、ご不明な点等に関しましてはお気軽にお問い合わせください。

研究推進部 研究推進室推進チーム長小嶋 創

(関連URL)

■最新の研究成果をSATテクノロジーショーケース2026にて発表します

1月22日に、つくば市のつくば国際会議場で開催される「SATテクノロジーショーケース2026」にて当部門の研究者が成果を発表します。

詳細につきましてはSATテクノロジーショーケース2025のウェブサイトをご覧ください。

(関連URL)

2)イベント情報

■農林水産省委託プロジェクト「脱炭素型農業実現のためのパイロット研究プロジェクト」の研究成果を、アグリビジネス創出フェア2025に出展しました

「アグリビジネス創出フェア2025」が2025年11月26日から28日の3日間、東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催されました。このフェアは、企業、大学、公設の研究所等が、最新の技術や研究成果を紹介するイベントです。このイベントに、農研機構が代表を務める「脱炭素型農業実現のためのパイロット研究プロジェクト」(研究開発責任者:遠藤和子領域長)(事務局:芦田敏文上級研・藤井清佳研究員)の研究成果を出展しました。

資源利用研究領域 地域資源利用・管理グループ上級研究員森山 英樹

(関連URL)

3)新技術の紹介

■知的財産情報(82)

農研機構が出願した以下の発明が、登録されました。

  • 【特許番号】特許第7784130号
  • 【登録日】令和7年12月3日(2025.12.3)
  • 【発明の名称】スラストブロック作製キットおよびスラストブロック作製方法

興味のある方は、独立行政法人INPITが運営する「特許情報プラットフォーム(J-Plat Pat)」からご覧ください。

研究推進部 研究推進室渉外チーム 主査伊藤 もも

(関連URL)

4)農工研ニュースより

■農業用ダムの地震波伝播速度に大規模地震が与える影響を解析する技術

農林水産省の国営事業により築造された農業用ダムには、地震計が設置されています。この一連の観測記録に「地震波干渉法」を適用し、堤体の状態を地震波伝播速度で評価しその変化を追跡する技術を提案しました。

(関連URL)

5)技術研修室より

■農村工学技術研修の開催(2025年12月号)

10月27日から11月21日にかけて、2件集合形式で研修を行いました。

今回はこの2件の研修の様子をお届けします。

技術移転部 技術研修室

(関連資料)

6)見学だより

■R7年度いばらき農業アカデミー リーダー農業経営者育成講座の皆さんが来訪されました

11月26日、茨城県のいばらき農業アカデミー リーダー農業経営者育成講座の受講生の皆さん17名と茨城県職員等10名の計27名が、農工研の研究・業務について意見交換のために来訪されました。

研究推進部 研究推進室

(関連資料)

■寒河江土地改良区北谷地地区の皆さんが来訪されました

11月27日、山形県の寒河江土地改良区北谷地地区の11名が、農工研の研究・業務について意見交換のために来訪されました。

研究推進部 研究推進室

(関連資料)

7)或る農業研究員の放浪記

■第9話 昭和百年、谷田部・観音台の先史3 -初めて谷田部を走るはずだった鉄道の話-

農林団地が筑波・観音台の地に建設されてもうすぐ半世紀が経ちます。そして今年は、昭和百年にあたる節目の年でした。百年前、今のつくば市谷田部、そして観音台の地はどのような場所だったのでしょうか。今回は、終戦から80 年の節目に合わせて観音台にあった飛行場と谷田部海軍航空隊について記した第4 話と第5 話に続いて、さらに20 年遡って、つくば・谷田部の百年前にタイムトラベルしてみようと思います。

さすらいの研究員

(関連資料)

8)研究者の横顔

■川名 未紗(かわな みさ)

今回の「研究者の横顔」は、施設工学研究領域施設整備グループの川名未紗さんです。
川名さんは、大学で土壌侵食の研究に取り組み、現在は頭首工を対象とした研究をされています。
とてもパワフルな方で、学生時代は週1で20km散歩していたのだとか。頼もしい同期です。

(他己紹介) )藤田 侑希

(自己紹介)

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研究推進部 研究推進室 渉外チーム