野菜花き研究部門

花き病害図鑑

紫かび病(うどんこ病) (ムラサキカビビョウ)

(糸状菌)

植物名: シラカシ(クロガシ、カシ類、 ウバメガシ、アカガシ、ウラジロガシ) ブナ科 Querus myrsinaefolia
病原菌: Cystotheca wrightii
病徴写真

葉裏に褐色~紫色の厚いかびが生える。

新葉に発生したうどんこ症状。若い葉は本病のため変形している。

葉表のうどんこ症状

新葉に発生したうどんこ症状。若い未展開の葉は大きく変形している。

シラカシでの発生状況

葉の裏に紫褐色でビロード状の菌叢を生じる。菌叢を生じた部分の葉表は黄化する。
病原菌写真

病原菌の分生子および分生子柄

閉子のう殻を割ったところ。内部から子のうが飛び出している。

多数の付属糸(褐色)を伴う閉子のう殻(球形)。
記載日: 2011年11月28日