日時
令和5年10月5日(木曜日)9時30分~10時15分 つくば市立秀峰筑波義務教育学校 (5年生を対象) 農研機構 中日本農業研究センター 転換畑研究領域 栽培改善グループ 上級研究員 臼井靖浩 つくば市が大学・研究機関・企業に在籍している研究者らと協力し、子供たちの好奇心や探求心を支援する事業「つくばSTEAMコンパス」に、農研機構からも協力研究者を登録しています。今回は、体験型科学教育授業で農業気象学および作物学を専門としている臼井上級研究員が講師として授業を行いました。
10月25日(水曜日)13時15分~14時30分
場所
講師
概要
10月5日は、「良い稲田とは、どんな稲田だろう。」というテーマについて、調べ学習を行いました。まず、臼井研究員が過去から現在に至るまでの稲作の変遷について、統計データ等を示しながら講義を行い、生産者、消費者、水生生物など立場によって「良い稲田」は異なってくるのではないかと問いかけました。その後、子供たちはそれぞれの立場でどのように見方が異なってくるのか、グループごとに「調べ学習」を行い、その結果を発表しました。
10月25日は、事前に稲刈りをした稲穂を、ミニチュア道具を使って子供たちが実際に脱穀、籾摺り、選別の過程を体験する授業を行いました。授業では、脱穀作業で籾が一つ一つ穂からとれるたびに歓声が上がりました。また、研究者がどんなことをしているのかイメージするため、籾摺り後の玄米をデジタル顕微鏡を使って形や色を観察したり、大きさを計測したりしました。子供たちが実際の田んぼで事前に行った稲刈り、今回行った脱穀、籾摺り、選別等を体験し、おコメとして食べられるようになるまでの工程を学びつつ、無農薬で育てるメリット・デメリットについて自分たちなりに探求する糸口となりました。
当日の様子