日時
令和6年1月16日(火曜日)9時30分~11時20分 つくば市立秀峰筑波義務教育学校 (5年生を対象) 農研機構 中日本農業研究センター 転換畑研究領域 栽培改善グループ 上級研究員 臼井靖浩 つくば市が大学・研究機関・企業に在籍している研究者らと協力し、子供たちの好奇心や探求心を支援する事業「つくばSTEAMコンパス」に、農研機構からも協力研究者を登録しています。農業気象学および作物学を専門としている臼井上級研究員が講師として、10月から1月にかけて合計3回の体験型科学教育授業を行いました。
場所
講師
概要
第1回目(10月5日)の授業では、「良い稲田とは、どんな稲田だろう。」というテーマについて、調べ学習を行い、その結果をグループごとに発表しました。
第2回目(10月25日)の授業は、収穫から食卓に上るまでの過程を理解してもらうために、子供たちが事前に稲刈りをした稲穂を、ミニチュア道具を使い、実際に脱穀、籾摺り、選別の過程を体験する授業を行いました。
最終回(1月16日)となる今回の授業では、これまで行った授業の中で調査して分かったことを子供たちがスライドにまとめ、グループ発表を行いました。子供たちはパソコンを上手に使いこなし、スライドを作成しており、臼井研究員からは自分で調べたことや意見を、どのように伝えれば多くの人に理解してもらえるかというプレゼンテーションの方法について、アドバイスをしました。
具体的には、この調査発表は後日改めて、4年生向けに行われることから、調べた項目や用語などが4年生にわかりやすいか、どのように工夫すれば見やすいスライドになるのかといったアドバイスを行い、スライド作りや発表の練習を行いました。
これまで3回の授業を通して子供たちには、農業、環境および農業を取り巻く様々な問題など、多くのことを学び、考えを深めてもらえたと思います。また、農業や環境に興味を持つ機会にもなったのではないかと思います。自分で調べ、考え、しっかりと自分の言葉でまとめて、他者に伝えるという経験を通じ、主体的に物事に関わる姿勢が育まれれば幸いです。
当日の様子