研究活動報告

「第35回 国際農業機械展 in 帯広 2023」 に出展しました

情報公開日:2023年7月25日 (火曜日)

日時

2023年7月6日 (木曜日)~7月10日(月曜日)の5日間

場所

帯広市「北愛国交流広場」特設会場

国際農業機械展とは?

1947年に開催された「自由市場交換即売会」に端を発します。その後、次第に規模が拡大され1982年以降は4年ごとに開催するようになり、2002年の第30回から「国際農業機械展in帯広」と名称を変更しました。
国内外からの出展や来場者があり、GPSやICT(情報通信技術)、ロボット技術等を活用した農業機械の一大イベントです。

参加報告

5年ぶりの開催となる国際農機展。国内外から114ブースが出展し、巨大農機が目を引く中、北海道農業研究センターもブース出展を行い、スマート農業、バレイショ収穫技術、育成新品種などの研究成果を発信しました。
全体の来場者は15万人を超え、日本全国、さらには海外からの来場者も多く、活気に満ちていました。 北農研ブースにも企業に限らず、生産者や行政機関、学生さんなど様々な方にお越しいただきました。「いつからこの品種のタネは手に入るの?」「この装置は他の作物でも作る予定はある?」「地温はどうやって予測するの?」「北海道の農業と本州の農業ってどう違うの?」など多種多様な質問が寄せられ、担当者が丁寧な説明を行いました。農業機械がメインの展覧会でしたが、多くの方々に技術や品種にも関心を持っていただく良い機会となりました(キカイだけに・・・)。

北海道農業研究センターのブースの外観
ブース内で見学する来場者の様子

展示成果一覧

1.バレイショ収穫時の土塊を減らす改良防除畦
2.バレイショハーベスター上で土塊や礫を自動で除去する夾雑物除去装置
3.バレイショ収穫時の打撲リスクが小さい地温条件を想定する地温予測システム
4.ドローン空撮画像を簡単に処理できるオープンソースソフトウェア「PREPs」
5.バレイショ収量を予測する作物モデル
6.圃場毎の気象条件を推定する高精細気温メッシュ
7.北農研で近年育成された畑作物新品種
8.データ駆動型スマート自給飼料生産・飼養管理システムによる持続可能な酪農産地形成
9.カボチャ輸出産地における国産散布用ドローンによる連携防除