研究活動報告

北海道畜産草地学会賞を受賞

情報公開日:2025年1月 7日 (火曜日)

北海道農業研究センター寒地酪農研究領域自給飼料生産グループの 八木 隆徳 上級研究員が、北海道畜産草地学会 第13回大会において学会賞を受賞しました。

受賞年月日

令和6年12月7日 (土曜日)

場所

北海道大学農学部(北海道畜産草地学会 第13回大会)

内容

受賞業績名

持続型草種を活用した放牧草地の省力的利用技術の開発

受賞者名

八木 隆徳 (農研機構北海道農業研究センター)

概要

育成牛向け放牧草地は草種によっては永続性が不十分であること、傾斜地や労力不足等のため必要な管理が十分に実施できない場面では生産性が低下することが課題でした。そこで、永続性が高く季節生産性が平準なケンタッキーブルーグラス・シロクローバ混播草地を利用し、固定放牧の場合に問題となる余剰草を低減するための放牧開始の早期化と早春施肥の省略の有効性を明らかにしました。さらに、この条件における家畜生産性、牧草生産性、草種構成および土壌養分などを16年間の長期に渡り詳細に調べ、放牧草地の省力的利用技術の原型を構築しました。

これらの成果は北海道における放牧草地の省力的かつ安定的活用を導くものであり、自給飼料に基づいた畜産業の持続的発展に寄与することが期待されることから、本学会賞に相応しい業績と認められました。

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八木 隆徳 上級研究員
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賞状写真