北海道農業研究センター寒地酪農研究領域乳牛飼養グループの山崎武志上級研究員が、日本畜産学会第134回大会において学会賞を受賞しました。
受賞年月日
令和8年9月16日 (水曜日)
場所
宮崎大学・宮崎観光ホテル(日本畜産学会第134回大会)
内容
受賞業績名
乳用雌牛の生涯生産性向上技術に関する研究
受賞者名
山崎 武志(農研機構北海道農業研究センター)
概要
乳用雌牛は、生涯にわたり受胎と出産(分娩)を繰り返すことで乳生産を維持します。そのため、乳用雌牛の生涯生産性(1日当たりの生産量)を高めるためには、育種改良および飼養管理による繁殖能力の向上が必須です。受賞者は、全国の乳用牛群検定記録(酪農家から収集される生産・管理記録)を解析することにより、分娩後早期の栄養状態と関係する乳中成分情報である乳中脂肪酸組成が繁殖能力の育種改良や飼養管理の指標として利用できることを明らかにしました。また、生涯生産性を最大にする分娩の間隔の検討を行ったところ、乳生産量が向上した現在の乳用雌牛における最適値は1.3年程度であり、現行の推奨値である1年よりも長いことを明らかにしました。これらの成果は、育種改良のみならず、分娩後早期の栄養状態や乳生産量に応じた適切な飼養管理や分娩間隔を個体ごとに実施することにより、牛群の生産性を最大にできることを示すものであり、本学会賞に相応しい業績であると認められました。
