研究活動報告

農業食料工学会 2025年度 「論文賞(第16回)技術論文」 を受賞しました

情報公開日:2025年10月 2日 (木曜日)

●受賞対象となった成果

 小型汎用コンバインの開発

●受賞者

  • 嶋津光辰(農業機械研究部門 機械化連携推進部)
  • 梅田直円(農業機械研究部門 研究推進部)
  • 木村 敦(三菱マヒンドラ農機(株))
  • 野波和好(鳥取大学)

●成果の概要

 中山間地等の条件不利地域における水稲、麦、大豆等の収穫に要するコストの低減のために、小型汎用コンバインを開発しました。開発機は、新技術(送塵弁開度自動制御機構、撥水加工揺動選別部、狭ピッチ切断部)を導入し、従来の汎用コンバインよりも全長と全幅を約1割、質量を約2割縮小し、小区画のほ場でも効率的に収穫作業ができる仕様としました。小型化のために導入した新技術の効果及び収穫性能を調査し、開発機が水稲、麦、大豆に対して実用的な収穫性能を有していることを実証し、技術論文として取りまとめました。なお、当該コンバインは共同受賞の三菱マヒンドラ農機から市販されています。

●受賞年月日

 2025年9月12日