研究活動報告

農業食料工学会 2026年度 「森技術賞(第50回)」 を受賞しました

情報公開日:2026年9月14日 (月曜日)


 農研機構の職員が以下のとおり受賞しましたので、お知らせいたします。

【森技術賞(第50回) 】

●受賞者

  • 酒井 憲司(東京農工大学名誉教授)
  • 松井 正実(宇都宮大学)
  • 田村 孝浩(宇都宮大学)
  • 渡辺 将央(東京農工大学)
  • 風間 恵介(日本大学)
  • 井上 秀彦(農研機構 農業機械研究部門 安全検査部)
  • 滝元 弘樹(農研機構 西日本農業研究センター 中山間水田利用研究領域)
  • 原田 一郎(農研機構 農業機械研究部門 安全検査部)
  • 青柳 悠也(宇都宮大学)
  • ラクシンチャラーンサク ポンサトーン(東京農工大学)
  • 中島 正裕(東京農工大学)
  • 帖佐 直(東京農工大学)
  • 山下 恵(東京農工大学)
  • 手島 司(農研機構 農業機械研究部門 安全検査部)
  • 武田 純一(岩手大学名誉教授)
  • 積 栄(農研機構 本部)
  • 冨田 宗樹(農研機構 農業機械研究部門 農作業安全研究領域)

●受賞対象となった成果

非線形動力学に基づくトラクタ用ドライビングシミュレータの開発

●成果の概要

 トラクタの転落・転倒事故は農作業死亡事故の過半を占めており、事故メカニズムの解明と効果的な安全対策の開発が求められています。そこで本研究では、非線形動力学理論に基づくトラクタフルビークルモデルを仮想空間上で構築するとともに、その動きを再現するモーション装置を備えたトラクタ用ドライビングシミュレータを開発しました。本シミュレータは、転倒や共振ジャンプなどの危険挙動を再現し、事故発生要因の分析や動的安定性評価、安全技術の開発を可能にします。また、シミュレーション動画アーカイブを整備し、その動画は農研機構農業機械研究部門農作業安全情報センターにおいて安全啓発教材として活用されています。本成果は、農業機械の安全性向上に向けた研究開発や安全教育への活用を通じて、農作業事故の低減への貢献が期待されます。

●受賞年月日

2026年9月1日



*)森技術賞は、農業食料工学会の中でも技術革新と社会実装を重視した賞であり、単なる研究成果だけでなく、現場での実用性や普及効果が評価されます。