農研機構農業機械研究部門の職員が以下のとおり受賞しましたので、お知らせいたします。
【国際賞(第18回) 】
●受賞者
- 紺屋 秀之(安全検査部 ロボット安全評価グループ)
●受賞対象となった成果
ロボット農機の安全性の検証方法に関する国際標準化
●成果の概要
国際的に農業機械のロボット化が進展する中、ロボット農機の普及には安全性の確保が不可欠です。そこで農研機構は、人・障害物検出機能やほ場外逸脱防止機能などの安全機能を客観的かつ定量的に評価する「ロボット・自動化農機検査の主要な実施方法及び基準」(以下「検査方法・基準」という。)を開発しました。
農研機構農業機械研究部門は、国内唯一の農業機械の安全性検査を担う認証機関として、2018年からロボット・自動化農機の検査・認証を実施しています。これまでに160型式を超えるロボット・自動化農機が検査に合格し、安全なスマート農機の普及を支えています。さらに、国産ロボット農機の海外展開を見据え、各国共通の方法で安全性を評価できる試験方法の国際標準化に取り組みました。2021年に開始されたロボット農機の安全性に関する国際規格ISO 18497の改訂作業において、農研機構の検査方法・基準を改訂版に収載することを提案し、具体的な検査方法と判定基準を示しながら各国との議論を重ねました。その結果、使用者がほ場内またはほ場周辺から監視しながら無人で自動運転させるロボットトラクターおよびロボット田植機の検査方法・基準が附属書に収載され、ISO 18497:2024として2024年に発行されました。これにより、安全なロボット農機の国内外への普及と、国産農機の海外展開への貢献が期待されます。
●受賞年月日
2026年9月1日