研究活動報告

第71回日本土壌肥料学会 学会賞を受賞

情報公開日:2026年9月17日 (木曜日)

農業環境研究部門の職員が以下の通り受賞しましたので、お知らせいたします。

受賞者

古賀 伸久(農業環境研究部門 研究推進部長)

業績題目

「農地管理や土地利用の転換が土壌の炭素・窒素代謝に及ぼす影響に関する研究」

受賞年月日

2026年(令和8年)5月23日
授賞式年月日は、2026年(令和8年)9月9日

受賞内容

耕起法や有機物施用などの多様な農地管理が化石燃料由来のCO2、土壌由来のN2O排出や土壌炭素貯留(CO2のネガティブエミッション)に及ぼす影響を解明し、地球温暖化に及ぼす影響を総合的に評価する先駆的研究として高く評価されました。また、森林から農地・草地への土地利用転換が土壌炭素貯留量に及ぼす影響を定量的に明らかにし、国家温室効果ガスインベントリ報告の精緻化に貢献しました。また、多様な有機質資材中の有機態窒素が地温や資材特性などに応答して無機化する現象をモデル化し、「有機質資材の肥効見える化」技術として社会実装を進めたことも高く評価されました。これらの功績は、温室効果ガスの排出削減や炭素吸収源機能の強化を通じた気候変動緩和等の地球環境問題から、有機質資材の有効活用や持続的養分管理といった地域課題まで、農業が直面する幅広い課題の解決に資するものであり、日本土壌肥料学会賞にふさわしい業績として高く評価されました。