リンゴ「ふじ」のポット樹に対する、自発休眠期・他発休眠期・両休眠期の移行期における温度処理実験と、圃場での満開日の観測値から開発された開花予測モデル(連続モデル、重複モデル)は、リンゴの主産地あるいは主産地より高温の地域において、精度のよい開花予測ができる。
リンゴの開花予測は人工授粉、開花期防除、防霜等の準備や、年間の作業計画策定に活用されている。近年は、温暖化の進行により異例の早さで開花することがあり、予測の重要性は高まっている。一般的に、開花予測は各産地における過去の開花日と気温との関係のデータ解析結果に基づいて行われるが、過去に記録した気温の範囲を越える気象条件下での予測には限界がある。そこで、本研究では、リンゴ「ふじ」のポット樹に対し温度処理実験を自発休眠期、他発休眠期および両休眠期の移行期に実施し、広い温度域でのリンゴの温度反応を基づいた開花予測モデルを開発した。
RD=0.000703・ENI-0.407・・・・・・(1)
