重点普及成果

ダイズ難裂莢性品種群

技術概要

主要な大豆品種に莢がはじけにくい特性(難裂莢性)を入れた品種群を育成しました。収穫遅れ時の自然裂莢やコンバイン収穫時の裂莢を減らし、実質的に収量を高めることができます。また加工品質は、原品種とほぼ同じです。

普及活動

「サチユタカA1号」は兵庫県(普及見込み面積550ha)、「フクユタカA1号」は愛知県(同4,500ha)、「えんれいのそら」は富山県(同3,680ha)、「ことゆたかA1号」は滋賀県(同1,700ha)での栽培が予定されています。
これらの難裂莢品種の普及拡大のために、原品種の栽培地域で現地検討会、展示圃の設置、現地栽培試験などを行うとともに、各県試験場、生産者などへの売り込みを実施しています。また「大豆研究前線」シンポジウムの開催や品種紹介パンフ「大豆の品種あらかると」の配布で実需者や生産者への認知度向上を図っています。

技術に関する問い合わせ先

次世代作物開発研究センター 企画管理部 広報プランナー Tel. 029-838-8942