重点普及成果

周年親子放牧技術を活用した収益性の高い子牛生産技術の普及拡大

本技術開発の背景

子牛の生産コストは、4割が飼料費、3割が労働費であり、この両者を大幅に削減するためには永年草地で長期間放牧することが有効である。ただし、夏季高温となる西日本地域では寒地型牧草の夏枯れが課題となっている。

技術概要

  • 牧草の夏枯れを回避する草種の組み合わせとして、山陰地域ではトールフェスクとシバを選定し、慣行の180日/年から同地域の気象条件から推定される限界の240日/年にまで放牧期間を延長する技術を開発した。
  • 周年親子放牧に夏枯れ対応の放牧期間延長技術を適用することで、当該地域でも収益性の高い子牛生産が可能になる。

技術に関する問い合わせ先

農研機構 西日本農業研究センター 研究推進部 事業化推進室
Tel.(084)-923-4105

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参考情報

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