重点普及成果

イネウンカ類の発生調査における粘着板捕獲サンプルを対象としたAI自動カウントシステム

本技術開発の背景

国の発生予察事業では、都道府県の病害虫防除所が水稲を対象にイネウンカ類の発生調査を全国約3000地点で月2回以上行っている。調査では調査用粘着板に付着した虫を目視で計数するため、粘着板1枚の計数作業に1時間以上かかることもあり、調査者の負担が大きい。

技術概要

  • イネウンカ類3種の雌雄や幼虫・成虫などに全18分類して、90%以上の精度で見分けるAIを開発した。
  • AIによる計数では、調査用粘着板を画像化する時間を含めても、3~4分で作業が終了する。

技術に関する問い合わせ先

農研機構 基盤技術研究本部 研究推進室
Tel.(029)-838-6856

参考情報

プレスリリース

標準作業手順書(SOP)

原著論文