重点普及成果
新品種開発の交配親選定をデータで効率化する「育種支援システム」
本技術開発の背景
近年、農業分野では、生産性の向上やスマート農業の推進、気候変動への対応に加え、実需者や生産者のニーズに応じた優良品種の開発が求められています。こうした品種開発をより迅速に進めるためには、データを活用した効率的な育種が不可欠です。本研究では、品種や系統の情報、将来の特性を予測した解析結果などを、Web画面上で分かりやすく確認できるシステムを開発しています。このシステムを活用することで、有望な交配親を効率的に選定するとともに、必要以上の交配を抑えることが可能となります。これにより、育種作業の効率化を進め、データに基づく「スマート育種」の実現を目指します。
技術概要
- 本システムでは、品種・系統の基本情報や、ゲノミック予測を用いた後代予測の解析結果を、Web画面上で確認することができます。
- 「品種特性情報」機能では、品種・系統ごとに、収量や品質などの主要な形質に加え、有用遺伝子に関する情報(遺伝子の型の違い)を一覧で確認できます。
- 「後代予測」機能では、ゲノミック予測に基づき、任意の交配組合せから得られる後代集団の特性を事前に予測します。これにより、優れた形質を示す系統がどの程度出現するかを、視覚的に分かりやすく把握することができます。
技術に関する問い合わせ先
農研機構 作物研究部門 研究推進部 研究推進室
Tel:(029)-838-7404
参考情報
普及成果情報
- 育種目標の達成に向けて最適な交配組合せの選択を支援するための「育種支援システム」
標準作業手順書(SOP)
論文
その他研究成果