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自脱型コンバインのほ場作業量を作業精度試験の測定結果、作物条件、ほ場条件及び機械条件を入力項目とし、作業シミュレーション技術を用いて算出する方法である。
自脱型コンバイン型式検査におけるほ場作業量の測定は、一定面積のほ場試験によって行われているが、供試機の運転条件や作業方法等が依頼者の任意であること、供試ほ場の形状や作業方法等によってほ場作業量が影響され、一般性のある結果を得難いこと及び測定に係る労力を必要とすることから、本試験の簡素化等試験方法の改善が求められている。そこで、ほ場作業量を、構造調査(機械各部の諸元調査)及び作業精度試験から得られるデータにより、シミュレーション技術を用いて算出する方法を開発する。
本算出方法で用いるシミュレーションモデルは、自脱型コンバイン収穫作業を、要素作業に分解してモデル化し、作業方法(図1)に従って足し合わせたものである。作業方法の手順及び分岐条件は型式検査の作業能率試験を分析した結果に基づいている。