リアルタイムAMeDASをCD-ROM AMeDASフォーマットに自動変換するソフト

※アーカイブの成果情報は、発表されてから年数が経っており、情報が古くなっております。
同一分野の研究については、なるべく新しい情報を検索ください。

要約

気象庁から提供されるリアルタイムAMeDASデータを市販のCD-ROM AMeDASデータのフォーマットに自動的に変換するソフトウェアである。CD-ROM AMeDASデータを利用するソフトウェアでリアルタイムAMeDASデータを利用可能にする。

  • 担当:北海道農業試験場・企画連絡室・研究技術情報科
  • 連絡先:011-857-9238
  • 部会名:総合研究(農業物理)
  • 専門:情報処理
  • 分類:研究

背景・ねらい

コンピュータソフトウェアによる生育診断等を行う際,AMeDASデータがよく利用される。AMeDASデータは気象庁から1時間毎にオンラインでリアルタイムデータとして提供されるほか,数ヶ月遅れで(財)気象業務支援センターを通じてCD-ROM(アメダス観測年報,気象庁月報)で提供されている。
ところが,気象庁からオンラインで提供されるリアルタイムデータとCD-ROMで提供される過去のデータとではフォーマットが異なるため,過去から現在まで連続したデータの利用が困難であった。
そこで,リアルタイムデータをCD-ROM AMeDASデータのフォーマットに自動的に変換するソフトウェアを開発し,CD-ROM AMeDASデータ対応のソフトウェアで過去から現在まで連続したデータを利用できるようにする。

成果の内容・特徴

  • 本ソフトウェアは,1時間単位でまとめられたリアルタイムデータファイルを,1ヶ月単位でまとめられたCD-ROM AMeDASデータのフォーマットファイルに変換する。
  • 起動の際,既にオンラインで受信したリアルタイムデータファイルがあれば,それらをもとに,新たにデータディレクトリ,観測所インデックスファイル,データファイル,データインデックス等を自動的に作成する。
  • 既存のリアルタイムデータを処理した後は,新たに提供されたリアルタイムデータがあるかどうかを一定時間間隔でチェックし,CD-ROM AMeDASデータのフォーマットデータに追加する。
  • 本ソフトウェアを起動しておくことでCD-ROM AMeDASデータ用に作成されたプログラムを,何ら変更を加えることなく,リアルタイム対応させることができる。

成果の活用面・留意点

  • 本ソフトウェアはMS-Windows用である。
  • 本ソフトウェアはアメダス観測年報テキストファイル版には対応していない。

具体的データ

図1.ソフトウェアの操作画面

 

図2.リアルタイムデータ利用のしくみ

その他

  • 研究課題名:気象データ利用プラットフォームの構築
  • 予算区分:経常
  • 研究期間:平成12年度(平成8~12年)
  • 研究担当者:小田正人,喜多孝一,岩田幸良,伊藤淳士