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わが国のウリ科作物に広く発生して被害を与えているカボチャモザイクウイルスの複製酵素遺伝子の塩基配列を解析し、そのウイルス複製酵素の517アミノ酸残基からなる一次構造を推定した。
カボチャモザイクウイルス(WMV-2)は、わが国のキュウリ・メロン・カボチャなどのウリ科作物に広く発生して被害をあたえている。わが国で発生しているWMV-2の外被タンパク質遺伝子の塩基配列はすでに明らかにしたが、今回、WMV-2の複製酵素タンパク質遺伝子の塩基配列を決定して、そのアミノ酸配列を推定した。
当該遺伝子cDNAをウリ科作物のゲノムに、形質転換によって導入して本ウイルスに対する抵抗性植物の作出に利用できる。また、本cDNAは、ウイルスの遺伝子診断に利用できる。