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ミルクライン降下度によって、とうもろこし黄熟期の登熟程度を簡易に判定できる。 ミルクライン降下度が小さいときには、フリント系品種は同じ降下度のデント系品種 より登熟が進んでいる。
サイレージ用とうもろこしの収穫適期は黄熟期で、子実は登熟途中である。とうもろこしは、黄熟期間中に最終子実重の20~30%を蓄積するため、品種比較試験の収量評価や収穫適期の決定には的確な登熟程度の判定が重要である。そこで、とうもろこしの登熟程度を簡便かつ正確に判定する方法を確立しようとした。
黄熟期のとうもろこし品種の登熟程度を簡単に表すことができ、収穫適期の判定に利用できる。
ミルクラインの降下度と発熱程度には品種間差があるので、正確な登熟割合の推定を行う場合は品種ごとの調査が必要である。
研究課題名:とうもろこしの子実収量限定要因の解明
予算区分 :経常
研究期間 :平成9年度(平成4年~9年)
研究担当者:村木正則、門馬榮秀、大同久明
発表論文等:村木正則、門馬榮秀、ミルクラインによる飼料用トウモロコシの熟度の判定、日草誌、42巻別号、1996.