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部分耕と浅耕によるイタリアンライグラス・トウモロコシのミニマムティレッジ栽 培は、全面ロータリ耕耘を行う慣行栽培法に比べ省力的であり乾物収量も同等以上である。ミ ニマムティレッジ栽培では、慣行耕耘栽培より窒素の系外への流出が少ない。
多くの畜産農家では多頭化によって飼料生産に向ける労力が不足しがちであり、省力的な飼料 生産技術が求められている。一方、糞尿の過剰投入に起因する地下水汚染等の環境問題が顕在化している。そこで、広く普及しているイタリアンライグラス・トウモロコシ作付体系を対象にした、省力多収かつ系外への窒素流出が少ないミニマムティレッジ栽培技術を開発する。
(図1) 。
(図2) 、5作期間の窒素収支
(図3) における行き先不明窒素量がいずれもCT区よりMT区で低かったことから、 MT栽培はC T栽培よりも窒素の系外への流出が少ない。
(図4) 。