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クレブシエラ(Klebsiella)属細菌による乳房炎は深刻な乳牛の疾患の一つである 。そこで、敷料、堆肥等の畜産環境試料からクレブシエラ属細菌を簡便かつ選択的に検出する ための選択培地を開発する。
乳房炎は酪農経営上重要な乳牛の疾患の一つであり、中でもクレブシエラ(Klebsiella)属細 菌による乳房炎は深刻である。しかし、種々雑多な菌を 含む牛ふん尿や牛舎敷料などの畜産環境試料からクレブシエラ属細菌を簡便かつ選択的に検出 ・定量する方法は現在までに確立されていない。そこで新たにクレ ブシエラ属細菌検出用の選択培地の開発を行う。
(表1) 。
(図1) 。クレブシエラ属細菌は本培地上で白色~淡青色で盛り上がった形状のコロニーを形成する。 バックグラウンドに痕跡程度の小さいコロニーあるいは透明で平たい形状のコロニーが形成さ れることがあるが、これらの菌は、いずれもクレブシエラ属ではなく、容易に判別できる。