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酪農経営における自給飼料生産は、飼養頭数と飼料畑の適正なバランスを取ること が基本である。 家畜糞尿負荷量が大きな場合には、家畜糞尿の堆肥化など適正な処理を行い、余剰 糞尿は経営外での利用促進をはかることである。
乳牛飼養の冬頭化に見合う耕地面積の拡大が進まず、耕地への多量糞尿還元が行われ飼料の品 質低下や中には飼料生産を放棄する経営も見られる。こうした飼料生産基盤の弱体化は、購入 飼料依存や家畜糞尿による環境問題を惹起させ、酪農経営の存続も危惧される 状況にある。そこで、家畜糞用還元の実態を明らかにし、安定した飼料の生産と確保を可能に させる土地利用を検討した。
(表1) 。
(表2,
図1 )。このことは土地利用においても高い利用率を実現し、飼料生産の労働配分や貯蔵施設利用 効率を高める効果も生みだしている。