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フリーストール方式導入初期の経営安定化は、移行に備えた乳牛の確保と馴致、投 資の順位付けと分散、施設費用の低減、速やかな技術修得と安定化、繁殖管理を含めた新しい 乳牛飼養管理方法の早期確立である。
フリーストール方式を導入する酪農家が増えており、今後も多頭飼養層を中心に導入希望の経 営は多い。しかし、導入した経営は必ずしも順調とは言えず、特に 移行初期の混乱はその後の営農に大きな影響を与えている。そこで、投資やフリーストール移 行期の飼養管理の変化を検討し、その特徴と問題点を明らかにす る。
(表1 .
表2 )
(図1) 、これをフリーストール開始以前の水準に回復するには数ヶ月から1年を要する。この期間を 決するのは乳牛のフリーストール牛舎への適応と群飼養管理技術の熟度で、移行に伴って飼養 管理技術を大幅に変更した経営ほど影響は大きく、混乱は長期化する。
(表3 、
図2 )による個体飼養管理の弱体化に繋がりかねない特徴がある。したがって、経営に合致した群 飼養管理法の早期確立が重要である。