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急性期反応蛋白のひとつであるハプトグロビン及びα1酸性糖蛋白は臨床的に呼吸器と診断される前から血液中に増加することから,牛呼吸器病の早期診断に利用できる。
子牛の肺炎等の呼吸器病による経済的損失は極めて大きい。この被害を少なくするためには早期診断・早期治療が有効である。そこで,炎症の初期に血液中に増加するハプトグロビン(Hp)及びα1酸性糖蛋白(α1AG)等の急性期反応蛋白による牛呼吸器病早期診断法の開発を計る。
(図1 ~
図2 )。とくにHpは鋭敏で健康時の10~100倍にもなる
(図1) 。
(図2) 。
(図3) 。直腸温は暑熱環境時や捕獲・保定時に牛が興奮すると呼吸器病と無関係に上昇するが,診断 に際しては有効な情報である。