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大型バットに給水用チューブと排水孔を設けてサイレージ用とうもろこしを生育させることで、出芽・初期生育時の耐湿性の検定が可能である。出芽と初期生育は、過湿により抑制され、抑制の程度には品種による差が認められる。
近年不順な天候のため夏作飼料作物の生産は不安定なものとなっている。このような条件下、サイレージ用とうもろこしは夏作の中心作物となっているものの過湿条件に対して敏感な反応を示すことから、少しでも過湿に強い品種が求められている。そこで、サイレージ用とうもろこしについて、出芽・初期生育時の過湿に対する簡易な耐湿性検定法を考案し、市販品種を中心に過湿に対する反応を明らかにする。
過湿の時期によっても生育への影響は異なり、播種後からの過湿処理と第3葉展開後からの過湿処理とでは影響のでかたが異なり、影響のでかたも品種によって異なる(図3)。