WEB上で利用できる畜産環境研究技術情報データベース

※アーカイブの成果情報は、発表されてから年数が経っており、情報が古くなっております。
同一分野の研究については、なるべく新しい情報を検索ください。

要約

本データベースは畜産環境分野における商業誌、学術誌等の書誌情報を網羅したものであり、キーワードによる検索も可能である。インターネットに接続できるパソコンがあれば誰でも利用できる。

  • キーワード:畜産環境、研究技術情報、文献データベース、WEB、環境保全、全家畜
  • 担当:畜産草地研・畜産環境部・畜産環境システム研究室
  • 連絡先:0298-38-8679
  • 区分:畜産草地
  • 分類:科学・参考

背景・ねらい

最近のパーソナルコンピュータの高性能・低価格化、通信インフラの整備により、農業分野におけるインターネット利用は行政・試験研究機関だけでなく一般農家にまで急速に普及しつつある。現在、文献情報の収集手段として各種文献検索システムが存在するが、一般に多くの専門分野が混在していて必要な情報を収集するためには熟練を要するだけでなく、商業誌等の文献はそれらシステムの情報収集対象となっていないことが多い。一方、ふん尿問題を中心とした畜産環境問題は緊急に解決を要する重大な問題であり、行政、研究、農家が一体となって取り組む必要がある。そこで、畜産環境分野に焦点を当て、商業誌、学術誌等を対象とした文献情報データベースを構築した。

成果の内容・特徴

  • 畜産環境分野に関する商業誌、学術誌、学会講演要旨等に掲載されている畜産環境問題に関する文献について、著者、発行年、雑誌名、ページ、要約等の文献情報を、ワードプロセッサーソフト等を用いて入力した。さらに、入力情報を一括してHTML化するアプリケーションを開発した。現在、約4,700件の文献情報を蓄積している。
  • 各文献情報は表題リスト画面から表示可能であるのに加え (図1)、フリーソフトウェア「Namazu」を用いた全文検索システムによりキーワード検索が可能である (図2)。検索はand 検索、or 検索などにも対応しており、より高度な検索も可能である。文献のタイトルをクリックすると詳細情報が表示される (図3)。
  • 本データベースはインターネットに接続できるパソコンがあれば誰でも利用可能である。

成果の活用面・留意点

具体的データ

図1. 表題リストの画面 (左)

図2. 検索結果の画面 (右)

図3. 要約表示画面 (左)

その他

  • 研究課題名:環境負荷予測モデルに基づく家畜生産過程での環境負荷物質出納の評価
  • 予算区分:エコシステム
  • 研究期間:2000~2004年度
  • 研究担当者:荻野暁史、賀来康一、林 孝、島田和宏
  • 発表論文等:Shimada and Yonaga. 2000. Proc. of 4th Int. Conf. on Ecobalance. 429-432.