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小麦種属間交雑により育成された赤さび病抵抗性系統のうち、カモジグサ及び 二粒系・チモフェービコムギ由来の系統は粗蛋白含量が高いものが多く、 カモジグサ由来の系統には粉の黄色みが強いものも多い。 また、キタカミコムギ並の粉色で高製粉性の系統があり、 赤さび病抵抗性品種育成の交配母本として有用である。
チモフェービコムギ、カモジグサなどの近縁種から赤さび病抵抗性を導入した系統が育成されている。これらの系統は近縁種由来の遺伝子または染色体を取り込んでいるため、栽培種にない特性を有する可能性が考えられる。そこで、これらの系統の品質特性について評価し、交配母本としての活用の可能性を検討する。
研究課題名:小麦種属間雑種系統の品質・加工関連形質の評価
予算区分 :経常
研究期間 :平成8年度(平成4~8年)
発表論文等:赤さび病抵抗性を持つコムギ種属間雑種系統の品質特性、
東北農試研資、20号、25~43、1997。