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農林業の持つ環境保全機能の評価を行う際の基本情報である農林地の管理水準を土地利用区分に対応させる土地利用区分方法を策定した。また、空中写真による農林地の管理水準を示した土地利用区分図の作成方法を開発した。
農林業の持つ環境保全機能の評価を行う際には、農林地の土地利用現況と管理水準に係わる情報が基本情報として重要である。しかし、これらの情報を反映した詳細な土地利用現況図の作成例は寡聞であり、作成に当たって必要な技術情報は体系的に検討されていない。そこで、農林地の管理水準を表現した土地利用区分図を空中写真から作成する際に必要な土地利用区分方法等の技術情報の蓄積を図り、農林地の管理水準を示した土地利用区分図の作成方法を開発した。
本成果は、比較的大縮尺(1/2,500~1/5,000)な農林地の管理水準を示した土地利用区分図を作成する際の作成手法として活用できる。
土地利用区分(地類区分)は作成図面の使用目的と作図対象地域によって相違する場合があるので、地図への表記法と共に、図2のフローチャートの従って検討する必要がある。なお、空中写真の図化及び作図に係わる直接の業務は、航空測量会社等へ発注し作業を行う。