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体内受精胚、胎膜で発現するインスリン様成長因子II(IGFII)遺伝子GFII遺伝子発現は胚のステージにより変化し、桑実胚では認められず、胚盤胞では強く、拡張胚盤胞では弱い。
核移植胚、体外受精胚由来の胎子は過大子が多い、いわゆるlarge offspring syndromeが問題となっており、これは再構築胚や体外受精胚の遺伝子またはその発現機構が体内受精胚と異なり、胎盤や胎子の発育が異常になっていることが一因と考えられる。そこで再構築胚、体外受精胚との比較上で重要となる正常胚の遺伝子情報について、胎子の成長に重要な関与が考えられているインスリン様成長因子(IGF)II遺伝子発現の検討を行った。
各遺伝子の発現量の測定は、TaqManプローブとプライマーを用い、グリセルアルデヒドリン酸脱水素酵素(glyceraldehyde- phosphate-dehydrogenase (GAPDH))遺伝子を内部標準として、ABI Prism 7700 sequence detection systemにより行う。