広報活動報告

「第5回東北農研市民講座」 を開催しました。 (11月14日)

情報公開日:2015年12月 3日 (木曜日)

日時 平成27年11月14日 (土曜日) 9時30分-10時30分
場所 農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室
話し手 農研機構東北農業研究センター 畑作園芸研究領域 上席研究員 谷口義則
ファシリテーター 農研機構東北農業研究センター 産学官連携支援センター 研究調整役 佐藤百合香
主催 農研機構東北農業研究センター

内容

講演では「外国産にひけをとらない国産小麦」というテーマで、小麦粉の品質について、様々な用途に向けた品種改良、小麦粉の品質を決定する4項目、東北研で育成した東北地域向け小麦の特性、新しい特性を持つもち小麦の特徴や介護食等への活用等についてわかりやすく紹介してもらいました。また、紹介した小麦の標本、小麦粉や麦粒サンプルの展示、「もち小麦」すいとんの試食を行いました。

小麦にある程度知識のある参加者も多いようでした。でも、品質を決める項目の品種による違いや分析方法については初めて聞く、という方がほとんどのようでした。それらの説明について、個別的、具体的な質問がありました。また、もち小麦の開発を遺伝子組換えと誤解する方もいました。参加者のみなさんの理解を深める場を提供できたのではと思います。

参加者アンケートでは、みな満足した意見でした。「小麦の違いを理解できてよかった」、「説明が分かりやすかった」、「興味のわく話し方で楽しく聞けた」、「もち小麦を知ることができてよかった」、「試食がよかった」等の感想をいただきました。また、「専門用語にわかりにくいところがあった」との指摘もありました。より良い市民講座にするための参考にさせていただきます。

なお、今回の参加者は27名でした。

写真1
講演のようす
写真2
パン生地の伸び具合を比べる谷口さん
写真3
「もち小麦」すいとんの試食
写真4
紹介した小麦の標本
手前の穂標本は左から、「銀河のちから」、「ゆきちから」、「ナンブコムギ」、「ネバリゴシ」、「キタカミコムギ」、「もち姫」。写真を拡大すると品種によってかなり違うのがわかります。

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