広報活動報告

12月3日に「第12回東北農研市民講座」 を開催しました。

情報公開日:2016年12月26日 (月曜日)

日時 平成28年12月3日 (土曜日) 9時30分-10時40分
場所 農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室
話し手 農研機構東北農業研究センター 畑作園芸研究領域 畑作物育種グループ 主任研究員 川崎 光代
ファシリテーター 農研機構東北農業研究センター 産学連携室 室長 佐藤百合香
主催 農研機構東北農業研究センター

内容

講演は 「ナタネの品種開発から国産ナタネ油ができるまで」という題で、ナタネの生育過程や利用方法、国内の作付面積や収穫量の推移、ナタネ油の搾油方法や他の油との成分比較、育成品種の特徴や今後の展望などを紹介してもらいました。また、東北農研育成2品種と市販品のナタネ油を試食しました。

参加者からは、「ナタネは雪の下で越冬するのか」、「大豆の貿易自由化以降ナタネの作付けが減っているが関連があるのか」、「連作障害の対策はあるのか」、「ナタネは麦作と播種や収穫が重なるが水田輪作になじむものか」、「栽培面積の拡大を目指すというが、研究者としての展望は?」、などの質問がありました。

参加者へのアンケートでは、「ナタネについていろいろ知ることができた」、「説明がわかりやすかった」、「質問がたくさん出て勉強になった」、などの感想がありました。また、「油を使用する場合の酸化に対する注意点が知りたかった」、「無エルシン酸のナタネ油がおいしかった」、などの意見がありました。

なお今回の参加者は25名でした。

講演のようす (1) 川崎 主任研究員
講演のようす (2)
講演のようす (3)
油をパンにつけて試食
無印は原料がカナダ産ダブルロー品種 (市販のキャノーラ油) 、赤い印は原料が「きらきら銀河」、青い印は原料が「キザキノナタネ」。

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