日時 | 2021年6月5日 (土曜日) 9時30分~10時30分 |
場所 | 農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室 |
話し手 |
農研機構東北農業研究センター 
水田輪作研究領域
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主催 | 農研機構東北農業研究センター |
内 容
今回は「水田でトウモロコシを作る!? -実は、間接的に食べているトウモロコシ-」というテーマで、次の内容で解説してもらいました。
- 水田でトウモロコシの栽培が始まった背景
- プラウ耕は、ロータリー耕と比較して、収量を維持しつつ高速作業を可能となり、台風等による強風でもトウモロコシは倒れにくい
- 国産汎用コンバインによるトウモロコシの機械化収穫技術開発
- 農家圃場での実証試験
- トウモロコシの国産化が私たちの生活に及ぼす影響
また、来場者には、開会前及び終了後に展示室の成果パネルや展示物を見学いただき、職員が質問に対応しました。
参加者からは、「トウモロコシを栽培するためには土壌改良が必要か(回答:排水対策は必須)」、「2014年から開始したのか。プロジェクトの人数はどれくらいか。所内の施設だけで行ってきたのか。水田でトウモロコシは革命的、どれくらい普及しようとしているのか」、「ここで栽培する水稲品種は特別なものなのか」等多くの質問をいただきました。
参加者へのアンケートでは、「食料の安全保障という観点からも今回の講座でお聞きした技術が実用化されることを願う」、「毎日の食生活の中にトウモロコシが多くかかわっていることがあらためてわかった。遊休田を活用して多くの輸入トウモロコシが国内生産されるとなれば安心・安全な作物が供給されることとなり、素晴らしいことだと思う」「講話時間がもう少し長くても良いのでは(90分位)。開始時間が10時だと参加しやすいので検討願う」「初めて聞くお話だった。農家ではない畑を少々しているだけだが、びっくり夢のような、希望を持ったお話だった」「農研機構の技術革新の取り組みの一端に触れて、とても刺激を受けた」「水田転換畑での栽培では、排水性の改善が必要であるという話が役に立った」などのご意見が寄せられました。
なお、今回の市民講座には8名の参加がありました。
今年度はコロナ対策として、スタッフ及び参加者に入館前の検温・手指の消毒をお願いしました。
講演のようす
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講演のようす
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