日時 | 2022年6月4日 (土曜日) 10時00分~11時00分 |
場所 | 農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室 |
話し手 |
農研機構東北農業研究センター 
畑作園芸研究領域
|
主催 | 農研機構東北農業研究センター |
内 容
今回は「多様な植物を一緒に植えると野菜の害虫が減るんです」というテーマについて、次の内容で解説してもらいました。
- 露地野菜で混植を研究する目的
- 混植の組み合わせ
- キャベツ・タマネギの害虫と天敵
また、来場者には、開会前及び終了後に展示室の成果パネルや展示物を見学いただき、職員が質問に対応しました。
参加者からは、「アザミウマはこのあたりにも住んでいるのか」「(混植の)2つの事例以外に良いマッチングはあるか」「大麦を使う理由と(混植する植物には)大麦以外もあるか」「大麦を春に一緒に植えていいのか」「麦の収穫はしないのか」「麦や花をどのように撒くといいか」「ヒラタアブは害となることがないのか」「大麦を植えることでキャベツの生育が悪くなることはないか」「昔からマリーゴールドを植えると虫が来ないとか、トマトの近くにネギを植えると来ないというのは本当か」「タマネギの周りにハーブ類を植えることは考えたことがないか」「大麦をどのくらいの量をどのように植えたら良いか」等多くの質問をいただきました。
参加者へのアンケートでは、「害虫を減らす方法が農薬を使わずにできるように研究していることが分かってよかったです。家庭での畑作りに役に立ちました」「興味がありましたのでますますやってみたくなりました。また色々とお教えください。今日はありがとうございました」「農薬を少しでも減らせる可能性を知ることができて良かったです」「害虫とその被害について大変勉強になった」「農薬を減らすことができるのはすばらしい。現実的に畑での利用は難しいと思いました」「化学農薬を減らすためにこのような研究があることを知ることができた」「タマネギのりん片腐敗病のこと、アブラムシの天敵もあることを知った」「内容が分かりやすく、質問の時間もありよかった」「農業の手伝いをしていますがアブラムシに困っているので、混植を試してみたいと思います」「今回はキャベツ、タマネギの天敵についての講演であったが、他のコンパニオンプランツについての効果や、作付けについても要望したいです」「リスクの高い殺虫剤を少なくする研究を望みます」などのご意見が寄せられました。
なお、今回の市民講座には20名の参加がありました。
今年度はコロナ対策として、スタッフ及び参加者に入館前の検温・手指の消毒をお願いしております。
|
|
講演の様子