広報活動報告

7月2日に第40回農研機構東北研市民講座を開催しました

情報公開日:2022年8月 9日 (火曜日)

日時 2022年7月2日 (土曜日) 10時00分~11時00分
場所 農研機構東北農業研究センター 北辰興農閣 研修室
話し手 農研機構東北農業研究センター  緩傾斜畑作研究領域    東山 雅一ひがしやま まさかず
主催 農研機構東北農業研究センター

内 容

今回は「牛が創るお花畑」というテーマについて、次の内容で解説してもらいました。

  1. 牛が創るお花畑
  2. 野草地が減っている
  3. 野草地放牧地のお花
  4. 植生遷移

また、来場者には、開会前及び終了後に展示室の成果パネルや展示物を見学いただき、職員が質問に対応しました。

参加者からは、「牛はウマノアシガタをどうやって見分けるのか」「ポスターの牛の(顔の)向きが同じなのはなぜか」「景観と牧草地は両立できるのか」「在来種を持ち帰ることより外来種を持ち込む方がだめというのはなぜか」「温暖化の影響はないのか」「野草地と人工草地で牛の生産性に違いはあるのか」等多くの質問がありました。

参加者へのアンケートでは、「美しい自然は、牛・羊の放牧が作っていることを知った、収穫だった。ヨーロッパのアルプスの美しさも元は自然林だったのだと聞いていた。その理解がよくできた」「できれば講師の方は正面の前に立って講義されると良いと思う。説明の力感が伝わるように思う(熱感が薄い。)」「とても分かりやすい講義だった。教養として役立つ。他の方に話してあげたい」「放牧のあり方と植生の関係について大変興味深く拝聴した。」「いろいろなお花を知ることができ満足した」「野草地の植生について、勉強になった。これからも種々教えてほしい」「見ることのある植物の名前が分かってよかった。経済性と生物多様性のバランスは微妙なバランスということが分かった」「山をよく歩くので、次からは今回紹介のあったお花畑に注意して歩きたいと思った」「タイトルから考えると、牛との関係も講座の中に取り込んでほしかった」「森と牛の関係とても興味深かった。山や森に行くときは今までと違う見方ができそうだ」「初めて参加させていただいた。今年大学農学部に入学した娘を誘っての参加。岩手のこと、森・海・自然のこと知識を深めるきっかけになった」「お花畑のお花色々いっぱい見ることができ、名前の由来も教えていただき大満足」「放牧の学びができて良かった」「岩手の自然感じた」「聞きづらい。マイクを外しては?」「安家森の花の時期別開花について知ることができよかった。放牧が自然界にとって良いことなのかどうか分からないが、自然に人が手を入れる時にはよく考える必要があることを感じた」「お花と牛そして花に寄ってくる小動物などおもしろく普段の生活で気にとめずにいた生き物に感じながら生活しようと思った」などの意見が寄せられました。

なお、今回の市民講座には19名の参加がありました。

今年度はコロナ対策として、スタッフ及び参加者に入館前の検温・手指の消毒をお願いしております。

写真1 写真2

講演の様子

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