ポイント
- 機械に供給中の「作物」と「作業者の手や腕」を非接触で判別
- 磁性体を付加した手袋を磁気センサにより検出
- 巻き込まれ事故を防止するための要素技術として期待
概要
農研機構 生研センターでは、この度、農業機械における巻き込まれ事故を防止するため、手作業で機械に作物を供給している時でも、作業者の手や腕の進入を検出できる要素技術を開発しました。
本技術は、手袋に付加した磁性体(鉄製のチェーン、磁石粉)を、磁気センサ(磁心コイル、MIセンサ)によって検出することで、作業者の手や腕を判別するものです。
今後は、本技術を自脱コンバインの手こぎ作業部などに適用し、巻き込まれ事故を未然に防ぐ方策として、平成25年度からの新規課題(期間は3カ年を予定)で実用化を目指します。
関連情報
予算:運営費交付金