プレスリリース
(お知らせ)オオバ(青ジソ)のシソサビダニとモザイク病に対する 「防除マニュアル・検出マニュアル」を公開

情報公開日:2018年5月28日 (月曜日)

ポイント

  • 農研機構を中心とする研究グループは、オオバ(青ジソ)のウイルス病であるモザイク病と媒介虫シソサビダニの被害を抑制する総合防除体系を開発し、マニュアルにまとめました。
  • 本マニュアルでは、モザイク病とシソサビダニの生態と防除法についてイラストを用いて解説するとともに、ウイルスとサビダニの検出手順を詳しく説明します。
  • 本マニュアルは、農研機構ホームページで公開し、希望者には冊子を配付します。

概要

シソサビダニが媒介するシソモザイクウイルスは、オオバにモザイク病を引き起こし、産地で大きな被害をもたらしています。農研機構では大学や県の研究・普及機関と協力して、生態解明と防除・検出技術の開発を進め、マニュアルとして取りまとめました。

本マニュアルは「防除マニュアル」と「検出マニュアル」の2部構成です。「防除マニュアル」にそった防除を行うことで、モザイク病の発生を慣行の方法と比べ9割以上抑制でき、防除コストを考慮しても増益になります。「検出マニュアル」は、病害虫防除所等の方を対象に、肉眼では識別できないウイルスとサビダニの検出技術を紹介します。

電子版マニュアルは、以下のURLからダウンロードできます。

http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/pub2016_or_later/laboratory/narc/080862.html

冊子版のマニュアルをご希望の方は、以下の連絡先へメールでお問い合わせ下さい。なお、部数に限りがありますので、先着順とさせていただきます。

<連絡先>
農研機構中央農業研究センター産学連携室広報チーム 谷脇浩子
e-mail:koho-narc(at)naro.affrc.go.jp
※(at)は@に置き換えてご利用下さい。