プレスリリース
農研機構 果樹研究所が開発した「ブドウ花穂整形器(かすいせいけいき)」 を販売開始

情報公開日:2008年3月21日 (金曜日)

要約

(独)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)果樹研究所では、簡単な操作で短時間にブドウの花(花穂)の整形ができるように考案した「花穂整形器」の実用器具として、「ラクカット」(別添資料参照)と名付け日本園芸農業協同組合連合会をとおして平成20年3月24日(月曜日)から販売を開始します。

ブドウの花(花穂)を一定の大きさに切り整える作業は、高品質な果実を生産するために不可欠な作業です。しかし、開花初期の極短期間にハサミや指先で多数の花穂を処理する大変労力のかかる作業であるため、簡便で手のかからない技術の開発が求められていました。

この対策として、果樹研究所では上記の「花穂整形器」(特許出願中)を考案していました。

これを使用することによりブドウの花穂整形で大幅な省力効果があること、整形による果実品質への影響がないことなどが明らかになっています。