プレスリリース
農研機構果樹研究所・果樹試験研究推進協議会合同シンポジウム

- 「ミカン色素β-クリプトキサンチンの研究成果を新たな需要創出につなげる」を開催 -

情報公開日:2012年12月 4日 (火曜日)

ポイント

  • ウンシュウミカンに多く含まれるカロテノイド色素β-クリプトキサンチンの健康増進効果や利用技術に関する研究成果を発表します。
  • β-クリプトキサンチンを加工副産物から低コストに製造する方法を開発しました。
  • β-クリプトキサンチンの高濃度化が可能になったため、1本でみかん約3個分のβ-クリプトキサンチンを摂取できる低容量・低カロリーの飲料が開発されました。

概要

β-クリプトキサンチンは、ウンシュウミカンに多く含まれるカロテノイド色素であり、これまでの栄養疫学研究により、さまざまな生活習慣病の予防に有効である可能性が明らかとなっています。
近年、β-クリプトキサンチンの機能性を訴求した商品開発が近年国内外で進展し始めており、β-クリプトキサンチン含有素材を安定的に供給するための生産・流通体制の確立が急務となっています。
この度、農研機構果樹研究所では、β-クリプトキサンチンをウンシュウミカン加工副産物から簡便・低コストに製造する方法を開発しました。
また、共同研究機関である株式会社えひめ飲料では、β-クリプトキサンチンの高濃度化技術を活用し、β-クリプトキサンチン高含有の果汁飲料を開発しました。

本シンポジウムでは、農林水産省「新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業」(H22~24年度)で実施したβ-クリプトキサンチンの健康増進効果や利用技術に関する研究成果を紹介します。
本シンポジウムの開催により、β-クリプトキサンチン関連事業に興味をお持ちの食品産業の方々との連携構築に繋がることを期待しています。
また、これらの研究成果をウンシュウミカンの消費拡大につなげるため、果実販売店や外食産業関係者および報道・出版関係者の方々にもご参加いただければ幸いです。

開催日

平成24年12月18日(火曜日) 13時00分~18時00分

開催場所

中央合同庁舎第4号館12階 農林水産省会議室1・2
(東京都千代田区霞が関3-1-1)

開催内容

別紙のとおり

対象

果樹農業や流通、加工、食ビジネスに関わる方

定員

100名程度、先着順

参加費

無料