プレスリリース
重粘土壌に適したニホンナシのジョイント栽培現地見学会

- 攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業 (うち産学の英知を結集した革新的な技術体系の確立)「省力型樹形を基盤とする果樹の省力・軽労型生産技術体系の実証」 -

情報公開日:2015年6月16日 (火曜日)

ポイント

  • 攻めの農林水産業の実現に向けて、革新的技術の現地実証を通じて労働時間を2割以上削減可能な果樹の省力・軽労化技術体系の確立に取り組んでいます。
  • 新潟市の現地実証圃場において、ニホンナシのジョイント栽培*と各種作業機械等を活用した省力・軽労型生産技術の取組を紹介します。 *「概要」文末参照

概要

   わが国の果樹栽培は極めて長い労働時間を必要としていますが、担い手の高齢化や後継者不足が進んでいることから、作業の省力化による労働時間の短縮や軽労化による労働負荷の軽減が不可欠となっています。そこで、果樹の樹体ジョイント栽培等の省力栽培に適する樹形と機械等の省力技術を組み合わせて、慣行栽培に比べて労働時間を2割以上削減可能な栽培技術体系を構築するため、農林水産省が措置し農研機構生研センターが実施する「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術展開事業」に取り組んでいます。
   本現地見学会では、新潟県におけるニホンナシのジョイント栽培において、作業時間の2割以上の削減をめざし、最新の機械を利用した新栽培技術体系を検討するため、生産者、研究、普及指導機関等の関係者が一堂に会し、「重粘土壌に適したニホンナシのジョイント栽培現地見学会」を開催します。併せて、ニホンナシ、スモモ及びカキのジョイント栽培における省力・軽労型生産技術の取組状況についてご紹介します。

   報道関係各位におかれましては、本現地見学会にご参加の上、紙面、番組等でご紹介頂ければ幸いです。

 

*ジョイント栽培とは

樹体ジョイント仕立ては、隣り合わせた樹の主枝を接ぎ木によって連結し集合樹に仕立てる方法です。ジョイント栽培は、早期に骨格枝を完成できるため、早期多収が可能です。また、側枝を一定方向に配置するため樹形が直線的となり、せん定や誘引等の管理作業時間の省力化が可能です。

   

開催日時

平成27年7月29日(水曜日) 13時30分~16時30分

開催内容

「重粘土壌に適したニホンナシのジョイント栽培現地見学会プログラム」 をご覧ください。

主催

果樹省力・軽労化コンソーシアム

開催場所

新潟市アグリパーク(新潟市南区東笠巻新田3044)
ニホンナシジョイント栽培現地実証圃場 遠藤 茂氏園(新潟市南区大郷)

参集範囲

生産者、生産者団体、行政・普及組織、研究機関、その他本事業に関心を持つ方

募集定員

100名(先着順、同一機関5名以内)

参加費

無料