ポイント
- 皮がむきやすく、煮くずれが少ないので、水煮料理に向き、特に家庭での調理に最適です。
- 食味は「男爵薯」と同じくらいの美味しさです。
- ばれいしょの主要品種「男爵薯」や「メークイン」に比べて収量が多い上、ジャガイモシストセンチュウに対する抵抗性を持っています。
概要
農研機構 北海道農業研究センター【所長 折登 一隆】は、水煮適性に優れた多収の青果用ばれいしょ新品種「ピルカ」を開発しました。
本品種は、長卵形で目(いも表面のくぼみ)が浅いため、皮がむきやすく、食味は「男爵薯」と同じくらいの美味しさで、肉色は淡黄色です。また、煮くずれが少ないので水煮料理に向き、特に家庭での調理に最適です。現在のばれいしょの主要品種となっている「男爵薯」や「メークイン」より収量が多いことに加えて、近年問題となっているジャガイモの重要病害虫であるジャガイモシストセンチュウに対する抵抗性を持っています。本品種は、北海道のばれいしょ消費拡大と生産振興へ貢献することが期待されます。
予算
基盤研究費(平成11~20年度)