プレスリリース
低アミロース・低タンパク含有率で食味が安定した良食味水稲新品種「ゆきさやか」を育成

情報公開日:2011年11月25日 (金曜日)

ポイント

  • アミロース含有率とタンパク質含有率の両方が低い、北海道向けの極良食味の水稲新品種「ゆきさやか」を育成しました。
  • 「ゆきさやか」のアミロース含有率は温度による変動が少なく、既存のやや低アミロースの品種に比べて、気象条件にかかわらず食味が安定しています。

概要

  • 農研機構 北海道農業研究センター【所長 天野哲郎】は、良食味でアミロース含有率の年次間変動が少ない水稲品種「ゆきさやか」を育成しました。
  • 「ゆきさやか」のアミロース含有率は、北海道内向けの極良食味米「ゆめぴりか」よりやや高いですが、タンパク質含有率が「ゆめぴりか」よりも低く、「ゆめぴりか」と同等の良食味を示します。
  • 「ゆきさやか」のアミロース含有率は温度による変動が少なく、食味が気象条件の影響を受けにくく、やや低アミロースの品種である「ゆめぴりか」や「おぼろづき」よりも安定している特徴があります。
  • 「ゆきさやか」は、農林水産省の委託プロジェクト「低コストで質の良い加工・業務用農産物の安定供給技術の開発(平成18~22年度)」の成果であり、品種登録出願を平成22年9月に行いました(出願番号:第25194号)。

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