プレスリリース
イアコーンサイレージ生産・利用マニュアルの作成・公開

情報公開日:2013年7月12日 (金曜日)

ポイント

  • 輸入トウモロコシ価格並みのコストで生産できる新たな国産濃厚飼料「イアコーン1)サイレージ2)」の生産・利用技術についてのマニュアルを作成し、HPで公開しました。

概要

  • 農研機構北海道農業研究センターは、北海道立総合研究機構やホクレン農業協同組合連合会等の機関と連携協力して、輸入トウモロコシ価格並みのコストで生産できる「イアコーンサイレージ」の生産・利用技術体系を開発しました。
  • わが国では、飼料用トウモロコシはホールクロップ(茎、葉、イアコーンを含めた植物体全体)サイレージとして利用されていますが、本技術は栄養価が高いイアコーンのみを濃厚飼料として利用する新たな生産・利用技術です。
  • この技術の現場への普及を図るため、イアコーンサイレージの作り方、使い方等をわかりやすく解説したマニュアルを作成しましたので、ご活用ください。 【入手方法】 マニュアル(PDF形式)は、 北海道農業研究センターHPからダウンロードして利用できます。 また、冊子体のマニュアルをご用意しており、道内各農業改良普及センターに無償で配布するほか、希望者には北海道農業研究センターに直接FAXでお申し込みいただければ、無償で配布します(部数に限りがあるため配布は先着順となります。)。

本成果は、新たな農林水産政策を推進する実用開発事業「国産濃厚飼料の安定供給に向けたイアコーンサイレージの生産・利用技術の開発」(平成21~23年度)により実施したものです。

本資料は、道政記者クラブ、札幌市政記者クラブ、農政クラブ、農林記者会、農業技術クラブ、筑波研究学園都市記者会に配布しています。


詳細情報

用語の解説

1)イアコーン
トウモロコシの子実、芯、外皮から成る。イアコーンは約8割が子実で、残り約2割が芯と外皮で構成される。

2)サイレージ
水分を約15%以上含み、そのままでは腐ってしまう飼料作物や粕類等を乾燥せずに、サイロ等の容器に詰めて密封し、主に乳酸菌の力で発酵させ、長期保存を可能にした飼料。